ヨモギ、スギナと並ぶ、凄い生命力と繁殖力の雑草(薬草)の一つです。
生薬として香附子(こうぶし)と呼ばれる名前が一般的かもしれません。

子供の頃、畑を耕す時、雑草としてはびこらない様に「コウブシの根(塊茎)が
残らないように」
と言われていました。
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どんなに小さな塊茎でも、越冬して発芽してきます。

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新しい根茎ができて、増殖が始まっています。
白い新芽の先端は、針先のように尖って堅いので、
アスファルトの隙間からも発芽するのでしょうね。

長期間、放っておくと芝生みたいな群落に繁茂してしまいます。

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20cm、30cmの深さからでも、容易に発芽してきます。
深耕する時は、塊茎が深い所に残らないように要注意です。

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塊茎が4個も、連なっているのは、珍しいです。

除草剤を使わないで、根絶するには、地道に丹念に取り除くしかないですね。
耕起した後、1~2週間位で残った根茎から、白い新芽が出てきますから、
それを繰り返し取り除いてゆけば、期間はかかりますが根絶はできます。